tatsutomo’s blog

夫婦でカウンセラーを目指しているtatsuとtomoのブログです

移転します

tatsuです。

tatsutomo's blogは移転しました。まだ作りたてのサイトですが、これから内容をより充実させていきます。これからもtatsutomo's blogをよろしくお願いします。

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tatsutomo-shinri.com

人は他人に理解されると心が強くなる

tatsuです。

今日は朝からカフェにいます。天気が良いのでお散歩に行きたいところなのですが、花粉症がひどくて外にでれないという・・・。散歩日和なのに外に出れないのがとても残念です。

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さっきまで大学院のレポートを書くために自分のアイデアをまとめていました。授業でとったノートを眺めていたら、こんな言葉が書いてありました。

 

「人は他人に理解されると心が強くなる」

 

これは僕が尊敬している先生が授業中に言っていた言葉です。先生は現役セラピストなのですが、実際に何年もセラピーをしてきて、クライアントさんたちが回復していく姿を見てきたから言えたんだと思います。

 

辛い気持ちを誰かに話した時に理解されないと辛いですよね。せっかく気持ちを言ったのに理解されず、否定されたように感じてしまい、もう話したくないと心を閉ざしてしまうこともあると思います。

僕は自分の気持ちを話したときに「辛いのはあなただけではない」と言われてしまうと話さなければよかったと思ってしまいます。もしくは「あなたが悪い。あなたが変わる必要がある。」と辛い話をしているのに追い打ちをかけるように説教をされると、二度と相談なんてするもんか!と思います。

 

辛い話をしたときにじっくりと話を聞いてくれて、その時の感情や気持ちを受け止めてくれる人がいると元気になります。その人の立場になって理解することは愛です。誰でも理解者が欲しいと心では願っていると思います。

 

先日アタッチメント・トラウマに関する記事を書きましたが、人はアタッチメント(愛着)を通して心が強くなっていきます。

子供はお母さんという安心できる存在の中で成長していきます。どんなことをしても見捨てられない、自分を理解し、味方でいてくれる人がいる。母という安全基地があることで外に出ていって他人に傷つけられたとしても崩れずに自分でいられます。そして傷つくようなことを言われても傷つかなくなっていきます。

 

母でなくても、自分にとっての理解者がいると強くなれます。それは友人であったり、恩師であったり、家族であったり、セラピストであったり、人によって様々です。

 

みなさんにとっての安全基地は誰になりますか?

 

僕には長い間安全基地がありませんでした。その結果、心が病んでしまって病気になってしまったことがあります。しかし、病気を通してセラピストという安全基地を見つけ、時間はかかりましたが元気になることができました。今は妻も僕の安全基地です。自分が理解されることがどれだけ心理的に大事なことか、身をもって体験しました。

 

人は誰でも理解者を求めていて、それは自然なことです。

心が強い人、メンタルが強い人には必ず良き理解者がいます。

 

辛いことがあったとき、一人で抱え込まないでくださいね。誰かに話をして理解されると元気になります。セラピストはそのためにいます。僕はまだセラピストではありませんが、今できることとして自分が体験したことをシェアしていきたいと思っています。

 

今日もみなさんがハッピーでいられますように。Have a nice day :)

 

tatsu

トラウマと回復

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こんにちは!tomoです。

日本各地で桜が開花し始めました。1年に1度広がるピンク色の世界。柔らかさや優しさを感じる時期ですね。

 

さて現在大学院2年目となりますが、通常であれば来年が最終学年です。

通常であればというのは、最終学年では10か月の実習と修論を行うので、一緒にやってしまえば3年で終わるシステムになっています。しかしどっちも超ハードで深いので、どうしようかまだ考え中です。

どちらにせよ、次の9月には修論を書き始めていることでしょう。今それに向けて少しずつ準備しているところです。まだまだ勉強中ですのでご容赦いただきたいと思いますが、その内容について少し話してみたいと思います。

 

私の興味の中心は、「トラウマ・PTSDと脳の関係」です。

自分の人生を振り返ってもトラウマとのつながりが大きいため、いかに人間がトラウマとなるような恐怖体験や傷つきを経験した後、脳を含む身体に影響が及ぶか、またその回復について、とても興味が湧いています。

 

1.脳はダメージを受ける

まず驚くことは、人はトラウマを経験すると「脳にダメージが及ぶことがある」ということです。これは最近の脳画像による研究の結果わかってきたことで、様々な対象や療法・症状などで研究が積み重ねられています。

脳は、人間の記憶や感情など様々な高度な機能をつかさどっている部分です。この脳は環境によって大きく影響を受けるそうです。特に幼少期は脳の発達にとって重要な時期です。この時期に大きなトラウマを受けると、その時期や辛い出来事の種類などに応じて、脳がダメージを受けたり、委縮するということが起こることがわかっています。

トラウマといっても、命に危険があるようなひどい経験だけのことではありません。日常的に傷つく言動を浴びたり、非人道的な扱いを継続的に受けることも含まれています。

そのような結果、記憶力が乏しくなったり、ある場面を覚えていられなかったり記憶力に問題が起こることがあります。ひどい場合は、記憶も人格もバラバラになってしまい、解離(dissociation)することもあります。また本来抑制的に働く部分が過度に覚醒され、ある感情を抑制することが難しくなってしまうなどもあります。

このように社会活動に影響を及ぼす結果となることがあり、一見心理的に問題のない人であってもトラウマによる脳のダメージによって、社会生活に問題を抱えてしまう場合があると思います。また発達障害と言われている人の中にも、トラウマが本当の原因である人もいるのではないかと思っています。

 

2.脳は回復する

もう1つ驚きなのは、その損傷した脳は「回復する」ということです。

カウンセリングなどでトラウマを扱い、トラウマを克服した人たちの脳画像を比べた研究結果があります。それによると、トラウマとなる体験をして脳が損傷したり委縮した場合でも、カウンセリングによって回復していた結果が出ているといるのです。

これは、「心の傷は治る」ということに対する大きな希望であり、研究でも示されているカウンセリングの効果でもあります。

 

3.トラウマを越えた成長(Post-Traumatic Growth

そしてもう1つ私が好きな考えがあります。

それは、トラウマを乗り越えた先にある、「個人の成長(Growth)がある」という考えです。これはただ単にトラウマを経験した前の自分に戻るというレベルではなく、考え方・生き方・感じ方など様々な面において変革があり、トラウマとその癒しを通して、その人自身の生き方が変わることです。そして新しい意味を人生に持つことができることです。

トラウマは、悲惨で悲しい事実です。起きた事実を消すことはできません。起きて欲しくないことであり、起きるべきではないことです。

しかし、それを乗り越えたところには、それまでとは違った世界・・・より深遠で、より愛や感謝を感じられる・・・そんな世界が広がっていきます。私自身も経験からそのような世界があると思っています。

 

日本には「金継ぎ」という伝統の技があることを、去年の夏にアメリカ人の教授が教えてくれました。

これは、お皿や茶碗などの割れたり欠けたりした部分を、漆で接着して、金で装飾する修復法だそうです。欠けたお皿や茶碗が修復された後、それはもとの形ではなく、全く新しいデザインに生まれ変わります。それは金の模様が絶妙に埋め込まれた、「その皿独自の」、「新しい」、「美しい」デザインとなります。

 

トラウマによって、自分が壊れてしまった、もう2度と修復することなんかないと思ってしまうかもしれません。そのぐらい強力なものだと思います。しかし、そのような自分にさえも向き合い、1つ1つの壊れたピースを埋めていく作業をしていく時、私たちは「私たち自身独自の」、「新しい」、「美しい」姿になっていくのだと思います。決してただ壊されたものだけが残るのではなく、そこからより深く、温かく、美しいものが生まれていく世界があると思います。

 

それは厳しい冬が終わって黒い枝から咲く桜のように、温かく、優しく、柔らかいものだと思います。

 

温かい春をお過ごしください。

 

tomo

女性と親しくなれない(アタッチメント・トラウマ)

tatsuです。

今朝ドライブをしていたら、自分の結婚式で流したBGMが流れてきました。Laura StoryのYou gave your lifeという曲。この曲を聴くと結婚式を思い出して幸せな気持ちになります。

昨年、僕は2組の結婚式に行きました。2組とも素敵な式で互いを愛し合っているのが伝わり、見ているだけで感動しました。結婚とは神様が創った素晴らしいものです。

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僕は20代の頃、将来結婚したいと思っていたけれど、自分は結婚できるのだろうかと不安に思っていました。心を許せる女性に出会えず、長い間女性とお付き合いをすることをしてきませんでした。

「出会いがないから、このままでは結婚できない。」と思い、女性と出会うために友人とイベントに参加したこともあります。

しかし、たくさんの女性と知り合いになっても、そこから先へは進めませんでした。よく考えると、女性との出会いは今までたくさんありました。交際にまで発展しない原因は別にあります。

僕が女性と交際できなかった原因は、僕自身が女性を警戒していたことによることがカウンセリングを通してわかりました。女性といると緊張してしまうのです。女性に興味はあるのですが、ずっと一緒にいると緊張して疲れてしまうのです。女性と親しくなることがどうしてもできませんでした。女性と接している中で「嫌われたくない」と思い、一生懸命合わせている自分がいました。

 

女性と親しくなりたいし、結婚したい。でもなかなか交際まで発展せず、交際まで発展したとしてもうまくいかずに別れてしまう・・・こういう経験をしている男性は僕だけではないと思います。

 

僕はこうなってしまう一つの原因は「アタッチメント・トラウマ」だと思っています。

 

「アタッチメント」とは「愛着」のことで、赤ちゃんと母親との間にある情緒的な結びつきのことを言います。赤ちゃんは母親に抱っこされたり、適切な応答をしてもらうことで絆を築いていき、母が安全基地になることで安定していきます。何をしても見捨てられない、安心できる関係が赤ちゃんには必要なのです。

しかし母が赤ちゃんを拒絶すると、赤ちゃんは見捨てられる恐怖を持ち、自由に感情表現をできなくなっていきます。母に気に入られるような自分を作り、良い子に育っていきます。良い子になることが自分を守る術なのです。

(母を批判しているように見えるかもしれませんが、そうではありません。母は子を愛したいけど、愛し方がわからなかったり、心の傷が原因で愛せないのです。母自身がアタッチメントトラウマを持っていると子を愛せません。子育てをしていく上で母親のケアはとても大切なことだと僕は思っています。)

 

つまり女性と親しくなれない理由は、母親に安心していないところから始まっていると考えられます。女性が母と重なり、上手く接することができないのです。

僕はこの問題を心理カウンセリングで克服しました。この問題は心理カウンセリングで解決できます。

 

女性と親しくなれない理由は出会いがないからでしょうか?もしかしたら本当に出会いがなくて交際まで発展しないのかもしれません。そういう人もいると思います。でも、もしかしたら原因は他のところにあるかもしれません。 

原因が分かれば問題は解決します。

 

tatsu

甘えることの大切さ

こんにちは。tomoです。

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人間として基本的に大事なことは、目に見えないところにあるのだと、最近ますます思います。

お金や持っているものでなく、もっと目に見えない、心の深くにあるもの。それが内面の豊かさにつながると思います。内面が豊かになると何がなくても幸せなんですね。

そのようなものの中で、今日は「甘えること」について考えたいと思います。

 

「甘える」ことは、普通、産まれて新生児から幼少期にかけて私たちが親との関係を中心に体験的に学ぶことです。これは基本的な安心感や信頼、人との絆を作る能力につながる、必要不可欠なものです。

また、甘えることは、本来愛情を求める生き物である人間の「本当の自分」を見せること、そしてそれを受けとめられることになります。自分の身体、感情などの必要を素直に伝え、人に満たしてもらうことです。またそれによって、大きな安心感の中でエネルギーを受け、また活動できる力を得ることができます。

 

甘えるときに見せる「本当の自分」というものは、子どもの本能やエネルギー、創造力、人を頼る力、絆を作る力など、生きる力がたっぷり詰まっています。その自分の全部を明け渡し、受けとめられる。そのエネルギーの交換はとても大きなものです。その繰り返しと、それができる安心感の中で「愛する」ということを人間は覚えていきます。

またそれを体験したら、自分の存在が「そのままでいい」と肯定され、「いてもいいんだ」と自分の価値を感じられるようになります。

そう、甘えると自然に人を愛することができるようになっていくのです。

 

これまでそのような体験はありますか?

たいていは、残念ながら、「甘えるんじゃない!」などと拒絶され、子ども心に恐怖を覚え、「これ以上出してはいけないんだ」と体験的に覚えるようになっていく人が多いのではないかなと思います。

特にこの日本では、我慢が美徳とされている文化も相まって、本当の意味で甘えることができずに大人になっていく人が非常に多いように思います。

「甘え」という言葉は、「甘やかす」「甘ったれてる」など、日本ではネガティブに発せられることが多いのは、非常に残念なことです。

 

十分甘えられなかった人は、素直な子どもの自分の要求を心にしまい込み、人に頼ることをやめ、一人で「頑張り路線」を歩むようになってしまいます。

認められるために良い子になって、何かに掻き立てられて努力する、「終わりのない努力ループ」の人生となっていきます。

自分がありのままで生きていることに自信を持つことができなくなります。しまいには、頑張っていない人を心で裁くようになってしまったりもするかもしれません。

(これは全部私自身が体験してきたことです。はい、とっても疲れました…。けど踏ん張って乗り越えちゃったりして。疲れて→頑張るの繰り返しでした。しかし、カウンセリングを通してこれらの心の傷を癒すことは大人になっても十分可能です!)

 

甘えられなかった辛い環境は、頑張る人を生みます。頑張る人は人を信頼できず、自己中心となります。でも、これもそれも、「甘えれない環境」にあったからなんですね。自分を責める必要はありません。その自分を優しく受け止め、癒しを受け取っていくことが重要です。

異性に甘えられない人、人に弱さを見せられない人、燃え尽き症候群の人、孤独を抱えている人、子どもや家族を愛せない人・・・

甘えることを自分に許してみてください。甘えることを許されなかった自分自身を見つめてみてください。

 

甘えることは、愛されることです。そして愛された人は、人を愛することができます。人に優しくなることができます。甘えていいんです。愛されていいんです。

私たちは愛を受け与えるために生きているのですから。

無条件で愛されている存在であることを、死ぬまで私たちは受け取っていくのだと思います。

甘えるといっても、誰でもいいわけではありません。相手がそれを受けとめることができなければ、かえって傷つくことにもなり危険にもなりかねません。

カウンセリングという安心・安全な環境で、甘えられなかった「自分の中の子ども」の欲求を満たしていくことができます。そして甘えること、人に頼ること、絆を結ぶことを、大人になってからでも体験し、学ぶことができます。

 

tomo

本当の男らしさ

tatsuです。

今日は天気が良くて気持ちがいい!今、外の景色を眺めながらブログを更新しています。

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今日は「男らしさ」について書こうと思いました。なぜなら、これが今僕が取り組んでいる課題であり、多くの日本の男性に欠けている部分だと思うからです。僕も男らしさについては学んでいる最中です。家庭を持つ夫として、男らしさは重要だと実感しています。

男らしさとは何でしょうか?女性と男性は性質が違うと思います。女性はどのような男性と一緒にると安心するのでしょうか。

僕は「正しいことのためや、女性や子供、弱者のために戦えるかどうか」が男らしさに関係していると思います。

 

妻と子を守り、友人を助けることが真の男らしさであり、真の父親だと思います。妻や子が不利な立場に置かれていたら、夫が前に出て戦わなければなりません。口先だけではなく、命がけで家族を守るのが男らしさです。仕事よりも何よりもまず、男として家庭を守ることが一番大切です。これができる男性はかっこいい男性だと僕は思います。

逆に、自分の子どもがいじめられていても問題に立ち向かわなかったり、妻が不利な立場に置かれていても助けず、世間を優先したり仕事に逃げてしまう男性は男らしくありません。

つまり、正しいことのために戦うことができるかどうかが男としてとても大事なことだと思うのです。

 

しかし、戦うためには「自己主張」ができなければなりません。そもそも自分の意見を持っていなければ戦えません。自分の意見を持った上で、それを主張する力が必要です。 

日本には自己主張ができる男性が少ないように感じます。和を乱さないように、波風をたてずに穏便に済ませるのが正しいと思っている人が多いと思います。対立を恐れて自己主張ができないのもありますが、そもそも自分の意見を持っていない人が多いと感じています。これは家庭環境や教育、文化によるものと思います(これに関してはいつかブログで記事を書きたいと思っています)。

 

日本ではこの「男らしさ」の定義が歪んでいるように感じます。いい仕事についてたくさんお金を稼ぐだけでは男らしいとは言えません。父親ならたくさんお金を稼ぐことよりも、妻と子を愛する方が大切です。妻や子とちゃんとコミュニケーションをとり、向き合い、理解し、問題に立ち向かっていくことが大事なのです。

 

真の男らしさとは、不正に立ち向かい、正しいことのために戦うこと。妻、子、友人を助け、守ること。

 

僕はいざというときに動ける男性になりたい。それが家族の幸せに繋がると思うから。

 

tatsu

父の愛②

tatsuです。あけましておめでとうございます!

2018年はどのような年になるのでしょう。この一年、神様がどのように導いてくださるのか楽しみです。

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年末は2017年を振り返っていました。1年を振り返って僕の中で一番大きかったのは僕と父との関係の回復です。意見の不一致から僕と父との関係は良くありませんでした。2年くらい前からお互いに連絡することなく、絶縁状態が続きました。昨年の9月、義父の葬儀をきっかけに両親と再開し、それから少しずつ関係が回復しています。父は僕が連絡していない間に愛情深い人になっていました。それは以前の父からは想像できないことです。

義父が危篤状態であったときに父と病院で再開し、そこで父の僕に対する思いを聞きました。「困った時はどんなときでも連絡してほしい。やれることは何でもやるから。息子のことをサポートしたいと思っているから。」と、涙を流しながら僕に訴えていました。僕はその姿を見て泣いてしまいました。父からの愛を初めて感じたからです。

父はこの2年の間に起こったことを話してくれました。昨年の5月、父に癌が見つかり、「人生が終わった」と思ったそうです。死を意識せざるを得なくなり、頭が真っ白になったそうです。

手術を受けるために10日間の入院をし、父は死を目の前にしてこう思いました。

「お金、地位、名誉は自分の命を救ってくれない。自分が大切にしなければならないものは家族だ。」

入院中、ベッドで息子である僕の顔を思い出したそうです。父と再開したとき、父は目に涙を浮かべながら僕に気持ちを伝えてくれました。以前の父とは別人。愛情に溢れた心の優しい人になっていました。僕はこのことが嬉しくてたまりませんでした。

 

それから父を僕が住んでいる場所に呼んで食事をしたり、僕の誕生日パーティーをしたり、僕の行きつけのジャズバーに一緒に行って僕のサックスを聞いてもらいました。

僕の家に初めてきた時、父は特別なワインを持ってきてくれたのですが、僕の家に入っただけで涙を浮かべていました。お祝いのワインを飲みながら、ずっと僕の話を聞いてくれました。父とこんなに話したのは生まれて初めてかもしれません。

ジャズバーでは僕のサックスを涙を流しながら聞き、「本当に上手になったなぁ」と褒めてくれました。父に褒められたことがほとんどなかった僕は、この言葉を聞いて泣けてしまいました。

父はこれまで自分の子どもを褒めることをしてきませんでした。父も褒められてこなかったからだと思います。やられてこなかったことを人にやっている父を僕は尊敬しています。

 

父を見ていて思うことがあります。人生の成功とは何でしょうか?

本当の人生の成功とは「愛のある家族関係」だと思います。

 

企業戦士だった父にとって、癌になる前は出世やお金が人生の成功だったのだと思います。事業に成功すること、お金持ちになることが人生の成功だと思っている人は多いのではないでしょうか。父は癌になって大切なことに気づきました。お金や名誉は人を幸せにできません。人を幸せにするのは愛だけです。だから一番家族を大切にしなければならないのです。僕は愛を行動に移している父を心から尊敬しています。

 

2017年は僕にとって大きな、記念すべき年でした。

父の愛は僕にとって最高のギフト。このギフトを与えてくださった神様に感謝しています。

 

2018年はどんな一年になるんだろう。神様に期待して毎日を大切に、家族との時間を大切に過ごしていきたいなと思っています。

 

tatsu